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子の福祉とは?
安全・安心と心身の健康な発達を守ること

(抜粋)

子どもの健全な発達に必要なものは?

・基本的安心感 基本的安全感
 子どもが感じる「守られている」という絶対的安心感
・人への基本的信頼感
 人というのはよい人に違いないという信頼感
・人への愛着形成
 自分を理解し愛情を注いでくれる特定の人への親密な情緒的絆

 

強制的な面会交流の弊害

・年齢に関係なく、子どもには子どもなりの意思や気持ちがある。
・それを聞いてもらうことなく、大人の都合で決められた面会交流は子どもの自尊心を傷つける。
・自分を傷つけた親に会うことはトラウマの再燃の危険がある。
・面会中に再被害にあう危険がある。
・傷つけた親、無理に会わせようとする親双方に不信感を持つ。
人への信頼感が損なわれる。
・理解されないことへの怒りを他人への暴力、自己破壊的行動、反社会的行動、身体表現性障害などによってあらわす危険がある。

 

両親の離婚による傷つきから子どもを守るには

一律に面会させるのがよいという前提ではなく
・子どもの健全な発達を守る、損なわないという視点を基本に考える
・子どもの気持ちを聞く、子どもの声を尊重する
・子どもからのサインを見逃さない

離婚後の面会交流についての提言

・離婚時点で硬直的な判断をしない
・子どもにその時の気持ちに正直でよいと伝える大人の存在が大切
・その気持ちを聞き取るシステムが必要
・聞き取った子どもの気持ちを尊重する
・子どもの成長を待つ姿勢も大切
・子どもを健康に育てるためにどちらの親もカウンセリングが必要

 

本編(PDF)